「たまには、仕事の事とも書かないと、遊んでばっかりかと思われる〜。」ので、今日は、ディープにいきます。

今回は、瓦屋根の棟や壁際に積んでいる熨斗瓦(空手の瓦割りをする瓦)の説明です。
この熨斗瓦は、とにかくまっすぐでなくてはいけません。熨斗瓦は‘積んでなんぼ’の代物です。形が凸凹だと、隙間(社寺建築でわざと隙間を空ける場合がある)が出来て綺麗じゃないです。よって、お行儀は第1条件。

しかし、反っている屋根にはどうでしょう。・・・答え、それ用の反った熨斗を使います。
画像が悪いですが、真直ぐな熨斗です。

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向って左が真直ぐです。続いて反った熨斗‘反り熨斗’をどうぞ。

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うわ!見にく〜。スーパーピンボケ。
ちょこっと曲がってるでしょ。この位だと‘小反り’です。いつもは‘大ゾリ’‘小ゾリ’を使い分けてます。
反り熨斗を積むとこんな感じです。

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微妙に反ってるでしょ。普通の熨斗では、1段目と2段目の間に三角の隙間が出来ます。
ちょっとした事だけど、気を付けてます。

しかし、一度だけですが、熨斗を割った半分が‘反り’で片方が‘むっくり’の、レア物がありました。・・・アレは使いにくかった〜。