本日の香川県西讃地方。
雨→曇り→晴れ→曇り→雨→強風
足元は、ビショビショ。メンタルガタ落ちでございました。

さ〜て、只今の葺替え現場の仕様は‘離れと同じ風合いで’との事なので、鬼瓦に家紋が入ります。
最近よく使う‘燻家紋’ではなく‘金家紋’です。

ここ香川県西讃地方は昔から金家紋は、家紋に漆を用いて金箔を貼り付ける方法をとっています。
仏壇屋さんのアルバイトです。

築20年くらいになると、状態が良ければ(雨風が当たりにくい所)・・・。

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まだまだ‘金色’現役です。
環境が普通なら・・・。

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あいたた・・・。上の方がハゲかけています。
もっと状態が悪い場合は、何やら良く判らない、瓦の塊になってしまいます。

私、このハゲチョロケが、かなり嫌い!
よって‘ハゲない金家紋’・・・‘金塗家紋’の登場です。金の釉薬を使いハゲることはまずありません。

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ピカ〜〜!!

・・・写真の撮り方が悪かったようです。失礼!
家紋部分は‘金釉薬’、影の部分は‘黒釉薬’です。いわゆる‘金黒家紋’(黒金?金黒?どっちやったかな〜)です。
これで、半永久的に‘金’です。

鬼瓦に仮置きすると・・・。

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OH〜!こんな感じ。
香川県西讃地方独特の‘三重覆輪又鬼’です。サイズは尺3寸。・・・ちょっと重い。
最近‘三重覆輪’も激減し、‘雲頭’が多い感じです。
ちなみに、こちらの‘雲頭’は‘尺5寸’かなり大きいです。この鬼瓦には‘燻家紋’でした〜。

それでは、金色の未来よ、永遠なれ〜〜!!

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この三重覆輪は、このサイズでは既製品が揃うことは希で、オーダー品が普通です。
製作に1ヶ月はかかるので、あらかじめ注意いたしましょう。