カテゴリー: 瓦哲
著者: 瓦哲
今日のいでたちは、長袖のTシャツ2枚。トレーナーで無いので、すこぶる良好。

そんな中、地葺き開始です。
今回の地瓦は、‘しのぎ桟瓦’。普通の瓦は‘桟しん(山の部分)’が丸いですが、これは尖がっています。
昔よく見たタイプの瓦です。

・・・そう、この新しいのは‘復刻版’。大きさは若干違いますが、時代にならって‘防災機能が付いております。
軒先瓦には、‘万十軒瓦’‘鎌軒瓦’があります。

そして今回は・・・鎌軒瓦。

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こんな感じ。

・・・。
・・・。
・・・。

一文字より、しんどいです。

・・・かなわんな〜。

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ぽちっとね。基準はどこだ〜。









05月17日: やっとこさ。

カテゴリー: 瓦哲
著者: 瓦哲
今日は、かなり暑かった〜。瓦揚げの時、風か来る反対方向に回ったらちょっとは涼しかったかな〜。

そんな感じて、現場は14:00から瓦揚げ。いつもは台車に瓦を乗せる‘地上勤務’ですが、今回は久しぶりに、屋根上で瓦を配る‘屋根勤務’でした。・・・何か足が痛いです。

無事瓦揚げも終わり、今夜雨が降るとの事なので、ブルーシートで養生をし、本日の作業終了です。

しか〜し、倉庫戻り、明日の準備を完了したのが18:05。
まだ、明るかったので、鬼瓦に家紋を付けに行く事に。

ちょうど工事が終了した日に届いていたのですが、倉庫に届いていたため、解りませんでした。
倉庫から現場まで30分。施主とお話5分、用意をして10分、工事時間15分です。

19:00完成。良かった〜。やはり家紋が付いた方がきりっとしまります。

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最近、日が長いので少々の無理が効きます。・・・体の無理は効きません。・・・歳ですかね?
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ぽちっとね。トレーナーを着ての仕事。もう限界か?明日からはもう少し涼しい服装にチェンジです。







05月16日: 忙しや〜。

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著者: 瓦哲
いや〜。今日は暑かった〜。

さて、朝一番に土塀の修繕工事に。

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うわ〜。外壁屋(大工?)さん大変だっただろうな〜。・・・・って、自分の仕事を忘れてました。
さて、ここに鬼瓦を乗せて‘止め’とします。
しか〜し。このままでは、鬼瓦の重量に‘ベタ(土)’が耐えられませんので、骨組みを作ります。

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かなりしっかりした木材(ヒノキ)が、軽トラに乗っていたので、これを使用。実は昨日いただいたもの。○田さ〜ん!ごめ〜ん。1本使わせて頂きます。
相当しっかりした骨組みが出来ました。

・・・って、ここまでで、午前中の作業終了。
猛ダッシュで、事務所に戻ります。

本日は、RNCラジオラジオカーがうちに取材に来ます。

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当然‘生放送’。テレビ・新聞・ラジオと、結構取材を受けてますが、生放送は2回目。やはり、かなり構えてしまいます。いざ始まれば何とかなるのですが、やはり緊張します。

 レポーターさん 「結構、質問しても大丈夫そうなので、このままいきます。」
 瓦哲・小町    「は。はあ〜〜。」

お〜い。不安やんか〜。

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とりあえず、放送前に‘瓦コースター’を仕込んでおいて、いざ本番。
出来栄えは、自分では聞けないので、良いのか悪いのか・・・。
あっという間の放送時間でした。・・・こんな感じでした。

皆さ〜ん!楽しんでいただけましたか〜?

私も、楽しみました〜!!

・・・って、そんな場合ではない。ONエア終了後は、現場作業が待ってるぜ!
またダッシュで現場に戻り、本日終了時には、こんな感じに。

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お〜。バッチリ!
あとは左官さん、お任せ致します。良しなに。

清掃終了後、ふと曲がり角を見ると、布袋さんがほほ笑んでいました。

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忙しかったけど、何かえ〜感じ。

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ぽちっとね。今日は、7・8年くらい前に会った方に再会いたしました。まさに偶然。・・・・・瓦哲、感激!(ひでき感激調で・・)







05月15日: 大きな穴。

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著者: 瓦哲
午前中なんとか‘霧雨’ですんでいた雨も、午後からは本降りに・・・。
一時的に雨が止んだので、‘お!絶好のタイミング’とばかりに、雨漏り調査に行きました。

作戦通り、屋根裏を見ると雨漏りが見えます。確実に判明!

 瓦哲 「外壁から・・・3間いかんくらいやな〜。流れ方向には・・・棟から1間半か・・・。」

さて次は、外から、荒々場所の確認。
 
 瓦哲 「3間に1件半・・・。あ〜。さては・・・瓦でないな〜。」

雨が止んでいたので、屋根に上がって確認です。

ピンポ〜ン!正解です。原因はここでした!

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登り谷の銅板に、雨垂れが落ち、年数が経つにつれ薄くなり穴が開いたものです。どこのお家にもある、銅板特有の雨漏りです。
只今、若干忙しいので、防水テープとコーキングで穴をふさぎ、後日の修理となりました。

施主さん、若干お待ちください・・・お願いします。

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ぽちっとね。雨上がりの雨漏り調査。完璧です。雨漏り部の特定は出来るし、屋根に上がって原因の解明、応急処置も出来ます。・・・しかし、通常はこんなに上手く事は運びません。2・3回は足を運びます(涙)。







05月12日: 高〜い!

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著者: 瓦哲
土蔵の庇に続き、今回もマニアックな現場です。
今日はお手伝い。さてどんな現場でしょう・・・。

現場に到着。ほ〜。聞いていた通りの現場です。
わら葺き屋根の上に‘ガルバリウム鋼板’でカバー。その棟の部分に瓦を葺きます。

なんせ、急勾配。おまけにツルツル滑ります。
足場屋さんの、足場を避しながらの作業。

以前にもこんな感じの屋根の上に瓦屋根を葺いた事がありました。

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今回はこんな感じに・・・。

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お〜!!い〜感じです。

しかし問題も・・・なんせ、屋根が急。体力的にしんどいです。
けど、こんなのも、面白い。・・・。・・・難しい選択です。

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ぽちっとね。タワーを設置したり、瓦用の足場を組んだり、10時までかかりました。この作業で、半日分のエネルギーは使い果たしてしまいました。そりゃ〜もう〜お昼休みは、よく寝れました。






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昨日朝の、雷&豪雨にはびっくりしました。それがたたって、工事予定が2時間ほど先延ばしになりました。

はい、今朝完成。土蔵庇葺き替え工事。

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庇(ひさし)2か所の他に、こんな感じ(プチうだつ)の物も付いております。こちらは、葺き替えと言うよりも、元からやり替えております。

瓦は庇と同じ‘源八いらか’。熨斗は‘すかし熨斗タツミ製です。久々の登場ですね。すっきり〜と、上品に仕上がります。棟が短くて高さも積めない、地瓦にも負けない・・・こんな要因で、チョイスしました。

あとは、家紋を入れたら出来上がり。・・・もちろんキンキラ金で無く、お上品な‘燻し’です。

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ぽちっとね。倉庫に戻ると‘家紋’が届いてました。なんと、早速、明日取り付けに行かないと・・・。あ〜いそがし。





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著者: 瓦哲
日中、かなり暖かかったようです・・・ようです?・・・実は、1日中日陰でいました。(ラッキ〜)

な〜ぜか?と言うと、蔵の庇を葺き替え中なので・・・。
それはそれは‘G・W’前のお話。
 施主 「藤川さん。大工さんが蔵の庇をハグッたから、1回見に来て。」
訳が解らないまま、現場に着くと、

 施主  「忙しいとところ、御免。下から瓦が見えよったから、やり替えるわ。」
 瓦哲  「・・・・。」

まさに土蔵。瓦は本葺き、壁は白漆喰。こてこてです。
しかし、庇は‘腕木’2本で支えてます。

 瓦哲  「まあ、庇と言う事で普通の‘簡略瓦(一般住宅に葺いている瓦)にしとこ!あんまし、重量をかけたくないから。」
 施主  「ん〜。藤川さんの好きなように。」
しばらくして・・・。奥さん登場!
 瓦哲  「普通の瓦で、スッキリ、かる〜く、いきましょう。」
 奥さん 「上が、4つ物(本葺き)やからな〜。下も同じに・・・。」
 瓦哲  「え!庇やから、あまり重量かけるの止めません?」
 奥さん 「ん〜〜〜。」
 瓦哲  「ん〜〜〜。」

お!この手があった。
♪チャララ、タッタタ〜ン!!
・・・本葺き一体瓦‘源八いらか’・・・

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お〜〜〜まるで4つ物。しかし、重量は、かなりダイエットしてます。
これならバッチリ、すべての問題解決。

庇なので、切妻です。ケラバ(屋根の端)は、千枚の様な吹き飛ばしで無く、切り落ちの普通袖。

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これも、ジャープでカッコいい。まさにジャパニーズ・クール!!

今日も、グラインダー片手に、真っ黒になりました。
明日は、仕上げるつもりです。

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ぽちっとね。しかし難問も。上屋根のズレた丸瓦を、直してって・・・。まじっすか?







05月06日: 古鬼瓦GET!

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著者: 瓦哲
本日もお仕事。しかし、半日だけ・・・半日でも休めるのは‘うれし〜’。

昨日の現場片付けが遅くなり、トラック&軽トラには、残材&道具が積んだままでした。
今朝は、ここからスタート。

借りていた足場を返しに行った時、良い物を発見!
 瓦哲 「足場、ありがとな〜。ほんで、え〜もん見つけたんやけど。かまんの?」
 O君  「ど〜ぞ。いいですよ〜。」
以前から、お願いしていたものです。前にO君に合ったとき「藤川さん用に取って置いてますよ〜」って・・・ありがとう。

さ〜て、今回の逸品はこれだ!!

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古鬼瓦です。今回は、非常に珍しい‘デザイン物’。古鬼瓦は手の込んだ‘細工物’が「ど〜だ〜」って感じで持て囃されたりします。しかしこれは、シンプルなデザインで、かつ、外側と表面が別物になってます。浮き出している感じですね。
現代でも、十分、新しく感じられます。〜〜当時の考えでは、凄いと思います。

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ちゃんと刻印もありました。
・・・・なんか、近いやんか。私の親戚の近所みたいです。びっくり!

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ぽちっとね。この古鬼。気に入ったな〜。感性がドンピシャッて感じ。どんな人が作ったんだろう。







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著者: 瓦哲
前回のブログ(いつのこっちゃ)で、「屋根ハグリました〜」って感じでしたが、ようやく完成いたしました。
時間かかったわ〜。

阿弥陀堂葺き替え工事、こんな仕上がりです。

東から
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北から
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西から
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南から
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工事前は、本葺き・千枚(刻み袖)仕上げ。
まずは、化粧野地・荒野地板はりから。シロアリが入っている所は、垂木も替えました。
そして、登り谷板金・捨て板金を入れます。
いよいよ瓦葺き。
最後の仕上げは、白漆喰塗。
1人4役です。しんどいわ〜。

登り&横割り、ともにOUT!瓦の割を引っ張るのは嫌いなので、刻みます。何とか形にしました。
最大の難関は、もと、千枚のケラバ。屋根勾配に‘しおれ’が入っているため、一番しおれている所では野地板の天場から3寸落とし、一番高い所は野地の天場から2寸上がり。

そして、ミッションは・・・「ケラバは、紐袖葺いて〜。」

・・・・・まじっすか??・・・・・

外観を損ねないように、大工仕事を少々。
何とかなりました。

・・・もう、どんな難関が来ても、こなせる気がします(涙)。

あ〜〜〜。
つかれたな〜〜〜。

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ぽちっとね。お〜。この言葉も久しぶり。なかなか更新できない今日この頃。徐々に更新していきます。









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著者: 瓦哲
さ〜て、只今、葺き替え中。
ハグリ工事は、ハグリ屋さんにしてもらって、大工工事からスタートです。

傷んだ「化粧野地」は、日に当たり乾燥すると反り上がって来ます。そして、鉄釘も錆びてボロボロなので、こんな感じに〜〜〜。

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お〜。哀れ。無残。

ぱぱっと撤去。そして、新しく‘化粧野地’を貼り直します。
今回貼った‘化粧野地’は若干分厚めの‘5分’。通常は4分の‘荒野地’を綺麗に削って‘化粧野地’を作るので厚みは4分を切ってしまいます。
今度のは、なかなかしっかりしています。

そして、他の所は既存の荒野地の上に新しい荒野地を貼っています。と、言う事は・・・。新しい化粧野地の上にも、新しい荒野地を貼らないと、継ぎ手に段差が出来てしまいます。

まあ。なんと、しっかりした野地でしょう。

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これで、私が生きている間は大丈夫です。
下から見るとこんな感じで、スッキリ、綺麗になりました。

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木目って良いですね。

それでは、また・・・。

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ぽちっとね。今晩は天気があれそうです。養生にしている‘ブルーシート’が飛ばなけりゃ良いですが・・・。