今日も、うだるようなお天気、聞こえてはいけない‘呼ぶ声’が、聞こえて来そうでした。

さて、谷板金入れ替え工事が終了いたしました。

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この既存瓦、地元(香川県西部)では、昔よく使われた‘64判’と言われる瓦です。
49・53・56・60・64・80・100とか色々なサイズがあります。言われは、1坪あたり何枚の瓦を葺くかです。

たとえば、53判ですと、53枚で1坪の大きさになるわけです。
よって、瓦の数字が大きくなるほど、実際の瓦の大きさは小さくなるわけです。

この時代の瓦は、64判が多く、愛媛県の菊間地方から運ばれて来てたみたいです。ちなみにこのお家の瓦は、地元産でした。
この地元産瓦、かなり硬い。グラインダーで瓦を切っていると、なかなか切れず、焼けた土や石が摩擦熱で溶け、溶岩となって飛んで来ます。
生きながらにして、焼き肉になる感じですね〜〜怖、怖。

さて傷んだ地瓦も交換しました。

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お〜やはり、新品。バッチリいぶし銀です。
大きさが同じなので、上手く差し替えれました。

良かったよ〜。

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たまに昔の瓦屋さんで、独自の大きさに仕上がっている瓦があります。そんな瓦の差し替えは、その瓦屋さんの瓦しか合わないので、大変苦労します。新築・葺き替えの場合、JISで決められているポピュラーな大きさの瓦が、メンテナンスの面でもお手入れし易いと思います。・・・お勧めです。