今日もかなり暑かったです。

ではでは、昨日の続きです。昨日は鬼瓦が立つまででした。
本日は、棟の復旧。

これがまた大変。付替えた鬼瓦の方が、幅が狭かったのです。おまけに、工事前より4寸外側に出しました。
設置位置変更・高さ調節・追加作品・破風板塗装などすべてが、‘見せるための鬼瓦’この一言に尽きます。

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鬼瓦を設置したお宅は、こんな感じのお宅です。
ちょうど道側に入母屋の妻側が見えます。

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ちょっと斜めから近寄ると・・・。

鬼瓦の彫りが際立って見えてきます。
榀板(しないた)の下にある瓦の棒みたいなものは、航海に必要なコンパスです。
破風板を、白く塗り直したので、はっきりと際立って見えるようになりました。

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表情もOK。
鬼から棟の瓦が見えるのが嫌だったので、熨斗瓦・棟込み輪違いなどの瓦を、斜めに積み、棟幅を狭くしてみました。
かつ、帆立が付いていたので、鬼際を3寸UPしました。もう大変。

しかしその甲斐あって、くっきりと鬼瓦が見えるようになりました。

えがった、えがった〜〜!
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ふ〜。これで一連の‘瀬戸内芸術祭・秋の開催in粟島’関連の、業務が終了いたしました。
やはり、機能重視の鬼瓦では無く、芸術の為の鬼瓦。取り付けるには、何らかの問題があります。しかも、はっきりと見え、心に訴えるように付けなくてはいけません。

間違いなく、一言、言える事は・・・・・・・・楽しかった