さて、以前、セメント瓦の雨漏り修理の現場がありました。
壁際の‘捨て谷’部分からの雨水進入との事。早速、幅の広い板金に替え、瓦を復旧いたしました。

数日後・・・。

板金屋さん 「今度は違う所から雨漏りしよる〜。」
 瓦哲    「うそ〜。」

本当でした。・・・で。雨漏り修理開始。

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工事前。

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工事完了。

・・・は?解らんやんか〜!!

との、声も多々御座いましょう。それでは順を追って説明いたします。

とりあえず、セメント瓦をハグってみました。

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瓦哲 「わ〜。瓦がすれて下地材が、擦り切れとる。」
そう、セメント瓦は下地に直接、瓦を並べていくので、間違いなくこんな状態になります。これでは、雨漏りは止まりません。

今屋根に乗っているのは‘古いセメント瓦’。どこから雨水の侵入があるのか解りません。とにかく下地で、完全シャットアウトじゃ〜!!下地に穴をあけるな〜〜!!

それで、選んだ方法は・・・。

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水抜き防腐処理済み桟木を使って(いつものやつ)、ステンレスビスで、桟木を付き抜けないよう、ルーフィングに届かないくらいまでで、固定。

・・・完璧じゃ〜。
・・・これに勝る方法は、ポリフォームくらいか?

そんなこんなの、作業でした。

今度雨漏りしたら、瓦を替えてね。そうじゃないと直りませんよ。

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ぽちっとね。セメント瓦は、生産していないので貴重品になってしまいました(もう手に入りません)。これからは、劣化していく一方なので、葺き替えをお勧めします。粘土瓦は、メンテナンスフリーです。