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カテゴリー: 瓦哲
著者: 瓦哲
長い梅雨が明けたかと思えば、やはり、暑い。
毎年、夏は暑い。
わかっていても、暑い。

さて最近は、こんな事をしておりました。

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下屋根の部分葺き替え工事。下屋根で、こちらに見えている部分だけの葺き替えです。
事情があって、この面のメンテナンスが出来なかったそうです。

さあ、まずは‘ハグリ工事’開始・・・っと、あっという間の半日で終了です。

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次は、野地板をはります。ん〜コンパネは、やっぱり嫌い。生活湿気を考えると、やはり天然の野地板が良いかと・・・。

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ルーフィングを貼って、ここまでが、1日目の工事でした。
2日目。桟木を打ちます。
これが時間かかりました。やはり葺き替え工事だけあって、かなり、地が波打っておりました。1本1本桟木にクサビをかまして、水平をとります。この面積の桟木打ちで、半日もかかってしまいました。・・・しかしここが大事。

さて、遅れを取り返さなければ・・・。
黙々と仕事を続け、4日目完成いたしました。

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ん〜暑かった〜。のびよった〜。

と言う事で、大工さん、瓦屋さん、左官屋さん、樋屋さんの1人4役で、お届けいたしました。
それでは、次のレポ〜トをお楽しみください。

暑過ぎて、にっちもさっちもならない、瓦屋でした〜。

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ぽちっとね。ん〜暑いと逆に、我武者羅に仕事をしてしまいます。困ったもんだ〜。しかし、お昼の睡眠は大事。絶対に取るようにしています。・・・よって、TELかけないでね。よろしく!
















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著者: 瓦哲
あっつ〜。今日は午後から、粟島AIRに行ってきました。

会場を、あっちこっちと回って、中学校に帰って来ると・・・あれ、土偶の陳列が増えてます。

  瓦哲  「お!増えとる。私の有るやろか?」
 陣内さん 「この前、焼っきょったで」

焼く前の、瓦哲土偶はこれ

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そして焼き上がりは・・・・

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お〜。斑に焼けてます。
黒・灰・オレンジ。部分的に色合いが違います。・・・いわゆる窯変調。

この土偶達。窯で焼いたのではございません。俗に言う‘野焼き’と言う物です。
古代の土器はすべてこの野焼きです。

最近の制御された窯では、なかなか出てこない色合いだと思います。

皆さんも、庭の片隅で、何か人形や器を作って、野焼きしてみません?

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ぽちっとね。・・・しかし、火の番は、確実にしてくださいね。風向きも注意して、ご近所さんに迷惑をかけないように、あと、火傷をしないようにしてください。あと・・・。
・・・ん〜めっちゃ大変やんか〜。あ〜じゃ、こ〜じゃ言うて〜。
そう、実は、大変なんです。窮屈な時代になりました。








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著者: 瓦哲
さて、当日は午後から晴れ、良かった、良かったのお天気です。
何が良かったのかと申しますと・・・若手芸術家の御3方の粟島芸術家村滞在作家展がスタートいたしました。

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杉原 信幸さん

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田村 友一郎さん

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水谷 一さん

私が関係したのは、田村さんですが、今回は、杉原さんのアートをレポート。

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まず、地元粟島の太鼓と獅子舞です。さて、これはどこで行われたのかと申しますと、粟島西浜地区と言われる海岸縁です。
若干こんもりとした草地に、石を並べていきます。・・・そう、ストーンサークルです。
古代の人間にとっての祈りの場であったのか、どうかは、現代人の私には判りませんが、とにかく、頭を古代人の祈りに切り替えましょう。

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土偶です。様々な形の土偶があります。生活のすべての場面で‘土偶’が関係しているようです。

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土偶を並べ、海水をかけ、また繰り返し。杉原氏が寝そべっております。何やら儀式の最中です。

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ここで登場。青森からこの古代の踊りを行う女性の方が、舞ってくれます。

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とは言っても・・・怖い。何か取り付かれたように一心不乱です。足取りもおぼつかない感じ。
傍観者の私たちは、皆、息をのみ、・・・とにかく目が釘付けです。

その時、予想にもしなかった行動に・・・・。

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海の方に走っていったかと思うと・・・・ザバ〜ン!入ってしまいました。

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おまけに浮かんでおります。

激しすぎる。

トランス状態って言うんでしょうか。

とにかく凄かったです。

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ぽちっとね。あ〜。びっくりした〜。最近。刺激が多すぎます。脳味噌の眠っていた所が、開墾されそうです。心臓に悪い所も少々。・・・まあ・・・刺激的です。





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著者: 瓦哲
いつになったら、梅雨が明けるのでしょう。
今日はかなり、蒸しておりました。屋根に上がっただけで、長袖の肘のあたりに汗がたまって、重かったです。

そんな中、ブロアーを吹いていると(熱い時にフロアーを体に当てると、ちょっと気持ちいい)、ぶ〜ん、ん、、。。
 瓦哲  「あれ、電気抜けたで〜。差し込んでよ〜。」
 職人M 「入ってます!」

ギョ!またかいな。
 瓦哲 「もう1つのは〜。あれ!これもかいな?」

と言う事で、只今、修理中。おまけに2つも

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だいたい何時も、同じ所が痛みます。コードで本体から、出たすぐの所。
10分もあれば、十分、直ります。

しかし・・・めんどくさい。

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ぽちっとね。実はまだ痛んだ、道具があります。只今、部品取り寄せ中!








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著者: 瓦哲
今日も、雨が降ったりやんだり、昨日よりは‘ましな’てきと〜な天気でした。

さて、只今の現場、地瓦の修繕も終わり棟を復旧いたします。復旧ですので既存の瓦を使います。
その中に、棟に‘模様’を入れるための意匠的な役割の瓦があります。

今回は‘棟込み瓦輪違い’。いくつか並べると輪っかが並んで見えるという物。

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こんな物です。よく昔の家に使われておりました。
しかし、なぜ、記事に取り上げたかと言いますと・・・こいつ・・・でかい!
通常は、手のひらに4〜5個乗せて、ひょいひょいと積んでいくのですが、2個持つのがやっとです。

さて次は、同じ意匠目的な瓦。こちらはかなりメジャーです。
‘井筒瓦’以前紹介した事もあります。
今日は、むかし瓦。こんな感じでした。

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お〜。表と裏がひっ付いています。しかし上下の枠がありません。
さ〜どうなんでしょう。どっちが良いと言われても困りますね〜。
これは好き好きと言う事で。

くれぐれも言っておきますが、‘この形の井筒で、屋根を葺いて’って言わないでね。

・・・・数が揃いませんので・・・・

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ぽちっとね。いい加減、この天気には、あきれてしまいます。明日は晴れそうですが。予定してた事があるので、お休みです。
いつまで梅雨が続くのだろう。







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著者: 瓦哲
今日の天気は異常です。
 8:00・・・結構な雨。  あれ、今日も休みか?
 9:00・・・止みました。 そ〜れ!出動じゃ〜!!
12:30・・・やばい雨が。 道具を雨の当らない所に。
13:00・・・お天気になりました。げげ!蒸しますな〜。
14:30・・・ごっつい雨が!樋が水をあばききれず、あふれ出てます。
15:15・・・あっつ〜。また晴れたやん。
20:30・・・雷雨。家が流されるくらいの雨です。稲光は昼間のようです。
22:00・・・雨も止み。ただ‘カエル’がゲコゲコと。

さて、こんな慌ただしい天候の中。お仕事です。

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なんと、こんな所が。
実は、2か月以上前に聞いていた物件。大変お待たせ致しました。

それいけ〜。天気がご機嫌なうちに。

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所要時間1時間。(最近素早くなりました)
明日は、瓦の復旧から入ります。・・・天気は大丈夫だろうか。

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ぽちっとね。いや〜。とにかく蒸します。体力激減。例のごとく体重も徐々に減って来てます。体脂肪も6%台に戻ってしまいました。せっかく備蓄したのに!!!








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著者: 瓦哲
第4回粟島芸術家村滞在作家展の田村友一郎氏の作品。
そのストーリーの中でのお仕事が終了いたしました。

今回は、30年ぶりの‘粟島達磨窯の復活’と、大そうな物となってしまいました。
そして、その時に焼けた゜那須与一型鬼瓦’を設置してきました。

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私の仕事もすべて終了。

あ〜。今回は、鬼瓦の設置より‘粟島達磨窯復活プロジェクト’が最も印象に残りました。
手探りの‘試し焼き’。
今後の課題が残った‘本焼き’。
良い思い出になりました。

さあ、今、始まったばかり。もっと勉強して、今からに活かします。

芸術家作家展成果発表は、7/14〜22です。
是非見に来て下さい。詳しくはこちらから。
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ぽちっとね。さあ、明日からは、島時間は無し。日常の目まぐるしい生活に戻ります。
頑張らねば・・・。









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著者: 瓦哲
さて、粟島達磨窯。先週の試し焼きを経て、いよいよ本番になりました。

朝6時に火を入れ、9時あたりから温度を上げていきます。

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今回は朝からの作業。前回のように夕方ではないので‘火’の色が違います。
この粟島達磨窯。実は、温度計がありません。近代設備一切なし。

おまけに、窯本体、前後左右・壁の厚み・焚口の大きさ、おまけに内部の水平に至るまで、どこをとっても対称・均一と言う所がありません。

‘経験’&それにつちかわれた‘勘’だけが頼りです。

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なかなか良い感じに、なって来たか〜?

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吹かし口からかなりの炎が出て来ました。

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安永さん。噴き上がる炎を、ものともせず、吹かし口を小さくしていきます。

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さらに勢いを増した炎が、火山のように噴出して来ます。
この後は、例のごとく‘コミ’の作業です。
さすがにここからは、時間との戦い。とにかく忙しいです。
またまた、写真なし・・・すみません。

そして、この日の作業が終わったのでした・・・。
この後、島の人と晩さん会。差し入れをもらって夕食です。
続いて、友人宅で‘およばれ飲み会’
・・・・またまた、人の暖かさを知るひと時でした・・・・

一晩明けて、昼前から窯開け。
若干早めです。よって、窯の炭に再度火がいこらないように、水をかけながら炭をかき出していきます。

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水蒸気と熱気が堪えます。
炭を綺麗にかき出し、吹き出し口・積み込み口も開け、窯の温度を下げます。

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さあ、いよいよ、出来た瓦を窯から出します。
とはいっても、数時間たっても窯内部は熱すぎ。
皮膚がピーンと突っ張った感じです。しばらくすると、靴底が溶けてる感じがします。
2分が限界か!

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そしてこれが、今回‘那須与一’をイメージして造られた鬼瓦です。
窯の業火から、帰還致しました。

粟島達磨窯復活作戦。無事成果を上げる事が出来たようです。
何よりも楽しかった〜。

島の皆さん。ありがとうございました。

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ぽちっとね。達磨窯。奥深いですね〜。難しいだけに、楽しい。良いですな〜。