本日のお天気; 一日を通して、非常に暖かく、途中までヤッケを着ていた自分に、嫌気がさしたでしょう。

さて、昨日のブログの続き・・・この現場は、棟積みの時、‘井筒瓦’を使う事が前提でした。
この‘井筒’。香川県、特に西(西讃)の方では、非常にポピュラーな役物瓦です。
大きさも様々です。・・・サイズが多いという事は、それだけ使う場所も多いという事です。

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倉庫に持っていた、物を引っ張り出してみました。
上から、‘大’‘中’‘小’‘特小’です。このほかに‘特大’なんか有ったかな〜。なかったんかな〜。忘れました。

並べてみると。

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ん〜。よく解らん。

瓦は、屋根にのっているのが、一番解り良いです。
という事で、こんな感じになりました。

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棟に積んでいる‘井筒’が‘大’。降り棟に積んでいるのが‘小’です。
やはり、綺麗ですね〜。

‘瓦デザイナー’瓦哲から一つ、言わせていただくと、大事なのは‘井筒’じゃなく、井筒の上下の瓦です。
如何に、井筒の模様を引き出すかです。

この棟は‘井筒’の下に‘蛇の目熨斗’をいれています。四角い井筒に、丸い蛇の目で、コントラストを付けています。

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こんな風に‘井筒’の下に一本‘線’(この場合は‘紐熨斗’)を入れてみるとくっきり見えて来ます。

如何に演出するかも、大事な事です。

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ぽちっとね。おっと・・・‘蛇の目熨斗’に目がいった方が、多いんじゃないですか?また今度、紹介いたします。お楽しみに・・・。