本日のお天気;曇り時々晴れ、風が結構強いでしょう。屋根上の紙クズなんかが、飛ぶ恐れがある注意報発令です。

さて、今日は壁際の熨斗瓦(腰巻)を積みました。
1F屋根は、2Fの壁とぶつかる感じになりますので、必ず壁際の仕舞が必要です。

通常は、土・漆喰・瓦を置き、‘雨抑え’と呼ばれる板金を瓦に被せます。
最近では、スポンジを壁際の瓦に貼り付け、その上に‘笠木)と呼ばれる板を打ち、板金で巻くだけの仕舞いもあります。乾式だけに耐震的に良いのだそうです・・・まあ、どうとも言えませんが。

今回は、いつも通り(前者)の方法で施工します。下の地瓦がフルフラットなので、熨斗の下場と地瓦が密着してしまいます。
密着すると毛細管現象で、雨を引き込み、雨切れが悪くなります。
雨をスッキリ流すには、少々縁を切ってやる(隙間をあける)事です。

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楔(クサビ)をかまし、少々隙間を作ります。
・・・ん〜あまり良く解りませんね。
では、‘ズ〜ムイン’。

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1分(3mm)程度、空いてると思います。
こんな感じで、仕上げていきます。

なんでも、かんでも、隙間を開けずにビッチリ葺いたら良いという物ではありません。
理屈に合った、施工方法をいたしましょう。

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ぽちっとね。しか〜し、クサビは、大変手間がかかります。1枚1枚入れていく訳ですが、今日のように、時折突風が吹くと飛んで行ってしまいます。ガッチリ噛みこんでいる所は良いのですが、軽くあてている所なんかは、歯抜けのように哀れなもんです。
・・・それを、ブツブツ言いながら、1つ1つ拾って行くのも、これまた哀れです。