本日は、まあまあ暖かい、仕事には良いお天気でした。

さて、本日から‘棟巻’です。
棟巻きとは・・・屋根の各面が合わさって、とんがっている所に、‘役物(やくもの)’といわれる専用の瓦を、土や漆喰を用いて、積み重ねていく作業です。

只今の現場の瓦は・・・三州産(愛知県辺り・釉薬瓦の3大産地のひとつ)釉薬瓦です。
瓦は、その地方で特色があり、その積み方を見れば、大体判別できます(まさに地域性)。
例えば、地元の、香川県西部は、棟・隅棟、全てに面戸と呼ばれる、地瓦と棟瓦の間の隙間を埋める瓦を使います。
同じ香川県でも、中・東部に行くと、隅棟には入れない事も良く有ります。
全国的には、面戸は全て入れない所も、多いです。

さて、今回の‘面戸’。初めて使う物でした。

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地瓦の形を取った‘板状’の物。本当に‘板’って感じです。
施工すると、こんな感じ・・・。

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まっすぐ〜。です。
初めて使う、瓦って緊張しますが、やはり面白いです。
三州の方は、使い慣れてるんだろうな〜。どんな感じで葺くのかな〜。と、考えながら、お仕事してました。

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へ  ポチッとね。この面戸が入ってる箱を持ち上げた時、尋常でない重さを感じました。‘これは違う’と思いながらも、ワクワクしました。浦島太郎の玉手箱のように・・・。そして開けて見て、髪の毛が白くなりそうでした。玉手箱のように(パート2)・・・。