さっぶ〜〜!
今日は、かなり寒かったです。気温もさることながら、風もあり、体感温度は‘ツンドラ気候’(ちょっと言い過ぎ)でした。・・・‘ヒートテック’が活躍したや否かもわかりませんでした。

かじかむ手と、自覚なしに落ちる鼻水との戦いの中、この現場最大の難所を迎えました。

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棟がもう一つの屋根面に突き当たる所。
通常は、ハの字に登り谷が出来るのですが、今回は片側だけ、おまけに、片側は軒先が来てます。
棟と軒先の高さは同じ(面一:つらいち)です。

ん〜。どうしよう・・・。葺く時考えよ〜〜〜。
と、延ばしておりましたが、その時が来てしまいました。

では、板金作業開始です。

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葺く地瓦を、すべて‘セオリーどおり’に葺き、当たる所を削っていきます。
削った所に、念のため‘コーキング’&‘防水テープ’をします。

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かぶさる軒先に、雨垂れが巻き込まないように‘軒先板金’をSET。

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なんと、瓦の桟(山の所)がきてしまいました。
ん・・・あまり行ってほしくない隣の筋(通り)に、雨が流れそうです。
この板金を、瓦の形に曲げるが、硬くて難儀しました。
銅板や鉛板なら、すんなり曲がるのですが、今回はこの水下に、陸谷&登り本谷が居ますので、銅板&鉛板など、相手を腐食させる可能性がある物は使いませんでした。

いよいよ瓦をかぶせて、雨水の誘導に入ります。

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コーキングで、流したい筋に誘導します。年数がたってコーキングが切れても、隣の筋に流れるだけ。
万全を期しての施工です。
後は、どんどん棟を積むだけ。

・・・明日は、暖かいと信じて、寝ることとします。

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ぽちっとね。今年の夏、こんなに暑いと冬はどうなるんだろうと思いました。

・・・・冬は、やっぱり寒かった。