さて、今日も暑〜いお天気でした。風が少々あったので、日陰にいるときは最高でした。

只今の現場は、と言いますと・・・。
谷樋からの雨漏り及び、瓦の弾けによる葺き替え工事です。
典型的な葺き替え工事なので、ご紹介いたします。

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日本瓦、ベタ土葺き、野地板有りです。
では、作業にかかります。
今回は、小運搬とベタ土葺きと言う事で、プロの‘ハグリ屋’さんに、古瓦撤去を頼みました。
朝、打合せをして、午後3時頃。

 ハグリ屋さん 「あらかた、仕舞いになりました。」
   瓦哲    「うわ!早〜。」

急いで、もう1つの現場から、野地板チェックに向います。

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お〜。土も退いて、綺麗に掃除ができていました。
大工さんと板金屋さんを呼んで、打合せです。
ここで1日終了。皆さんお疲れ様でした。

野地板が、結構シャンとしていたので、この上に新しく野地板を打ち付けます。
今朝からの工事です。

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こうする事により、少々の凹凸が直ります。
屋根も強くなりました。
続いて、この上に‘ルーフィング’と呼ばれる、下地材を貼ります。
最近では、様々な素材の下地材が出来ておりますので、その用途(新築、葺き替え、豪雨豪雪地区、沿岸部、生活湿気の多いお宅etc)に分けて、使用しています。

そして、瓦の大きさにより瓦を引掛けて釘を打ち付ける‘桟木’を打ちます。
その桟木に瓦の横寸法を付け、墨を打ちます。
今回は、瓦がいつもの266mmでなく、267mmと1mm大きくなっているとの連絡がありました。
毎回、土の状態や窯の雰囲気によって、制御しにくい自然素材を、良くここまで仕上げると思います。

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大型物件では、屋根の上に数万枚とのる瓦。実は、1ミリ単位で施工しているんですね〜。
「知られざる真実」です。


と言う事で、本日はここまで。
月曜日は、瓦揚げから始まります。

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