いよいよ、今回の葺き替え工事も、大詰めです。
屋根工事も大事ですが、「瓦屋」として、大事なことも、ここ粟島に有るのです。

突然ですが・・・粟島プチガイド・その六 (早や!)

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これがあの「だるま窯」です。今回の葺き替え工事でも使用した燻し瓦を、焼く窯です。
現在は、コンピュータ制御された窯で製造しますが、昭和30年位まであちこちに存在していました。
しかし、現在西日本では、この窯をいれて2基しか無いそうです。この窯も、修理工事を行って現状に至ってる訳ですが、海岸横という悪条件の為、自然の荒波(文字通り)と戦っているのです。
ここ粟島は、3つ在る山の一つ「阿島山」より、良質の土が出、塩害・凍害に強い、‘粟島瓦’が製造されていました。ピーク時には、20軒を超える窯元が営業し、香川第一の生産量を誇っていたということです。瀬戸内海をはじめ、遠くは、北前船で北陸まで需要が有ったようです。

では、その外観をどうぞ。

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言われの通り、だるまさんです。窯のうんちくは、こちらです。
勉強になりますね。
では、あまり目に出来ない、ジャジャ〜ン!‘窯の中〜!’(ドラえもん調で)

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こんな感じになってるんですね〜。始めて見ました。
土を焼くと、赤くなります。燻し瓦は、銀色です。なぜ赤なのか、銀色なのか、赤と黒・銀のあいこみたいなのも有ります。不思議だと思う方、いつでも、お教えいたします。瓦は、奥深いですよ〜。  ・・・という訳で、瓦屋語録でした〜。