なんと、今日は、仕事の谷間。
雨が続いた為に、葺き替えが延期になってしまいました。こんな時は、バタバタしても仕方ありません。体を休めましょう。(一月に入って、結構多いぞ)

倉庫を歩きながら、ふと足元に、水溜り・・・。あー瓦屑入れとかないと。そう「瓦屑」。うちの倉庫では、水溜りが出来ると、瓦屑を小さく割って、水溜りにほうり込んでいます。
けっこう、癖になる作業です。

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「瓦は、産業廃棄物だから、許可なく投棄してはいけません。」
瓦って何から出来てるんだったっけ・・・。土と・・・すす。
色が付いてるのは・・・。土と・・・釉薬。
最近、釉薬の中に微量に入っている鉛をゼロにした、釉薬瓦が製造されています。つや消し色でなく、ピカピカ光ったやつです。自然環境に配慮してとの事です。
私個人の意見ですが、瓦一枚、家一件分の釉薬瓦に、どれだけの量の鉛が入っているのでしょうか?微々たる物だと思います。
そんなことより、もっと大変な環境汚染があると思います。

屋根材としての瓦、大地の恵み、土、この何者でもありません。
瓦はいずれ、土に返ります。そしてまた、瓦へ。
後世にどれだけの、自然を残せるか、また、自然を戻せるか。

そこが、瓦の魅力です。